もう"僕"が生まれてから、どのくらい経ったんだろう。 今でも君は気まぐれに僕に光を与えて 僕は活かされず、殺されずに存続させられている。 だんだん、慣れてきた。 この暗闇にも、気まぐれな君にも。 これからも僕は永遠に 活かされず 殺されず そうやって在り続けさせられるんだろう。 ああ、なんで僕に"自我"なんてあるんだろう。 本当に僕に"自我"は必要なのかな。 独り 独り そして気まぐれに光。 期待して 絶望して また独り。 こんな僕に、自我が必要なの…? 肥大化しすぎた脳なんかに答えは無い。 きっと答えは君が持っているんだろう。 でも、君は僕になにも教えてはくれない。 僕は、何のために生まれてきたの? ねぇ…教えてよ。